アトピー性皮膚炎
2019年10月21日
アトピーを治すために必要なこと10か条
厚生労働省が発表した「平成29年度 患者調査」によると、全国におけるアトピー性皮膚炎患者数は51万3000人
中でも、小児アトピーに比べて成人型のアトピーが増えて続けている状況です。
皮膚のかゆみが酷くなって皮膚科に行って「アトピー」と診断されるとほぼステロイド外用薬を処方されます。
確かにステロイドには即効性があり、塗ると一瞬に痒みは引くためアトピー治療で通われている方も口を揃えて『魔法の薬』と言われます。
ですがアトピーを治すつもりでステロイド長期 使い続けると、だんだんと効かなくなって 徐々に強いステロイドになっていくステロイド依存となってしまいます。
最近ではステロイド依存性皮膚炎と成人型アトピーが合わさっているためアトピーを複雑にしています。
アトピーを治すために必要なこと10か条
①適切な時期にステロイドを徐々に減らしていく
②身体を動かして代謝を上げる
③しっかりと食べる
④しっかりと休む
⑤四季にあわせたアトピー対策をする
⑥掻いても気にしない
⑦汗をしっかりかく
⑧水分を摂る
⑨ストレッチをする
⑩炎症は冷やす
どれも簡単に出来ることばかりです。
何をしてもアトピーが良くならないと諦める前にアトピー専門家の中川にご相談ください。
ラジオに出演してきましたのでお時間のある時に聴いていただければ幸いです。
『アトピーは怖くない! アトピーを治す3つの基本とは?・・・』
下のURLをクリックか検索してください
↓ ↓ ↓ ↓
http://honmaru-radio.com/kaoruchan0295/?fbclid=IwAR2IW4oz6MnLK8qoJnnVtZK97LB-7BYCuaLcjg2zMFUHuQn3ee9GvkAd9T4
中川治療室へのご質問・相談・お問い合わせは下記の詳細をクリックか直接お電話ください。
アトピー性皮膚炎
2019年10月20日
アトピー予防法:プロアクティブ療法
最近、皮膚科の間で主流となりつつある「アトピー予防法」のプロアクティブ療法について!
簡単に言えば、ステロイド剤治療は「リアクティブ療法」、症状が落ち着いた状態でもステロイド剤を塗って炎症を抑え続けることを「プロアクティブ療法」と言います
確かに、痒みによる「掻き壊し」は、皮膚のバリア機能を低下させる大きな要因です。
なので「掻き壊し」を事前に防ぐために、痒みにつながる炎症を抑える続けるという方法自体は理にかなっている部分はあります。
ですが、そこには前提条件があります。
その前提条件とは「ステロイド剤は長期使用しても体にマイナスの影響を与えない」というものです。
基本的に、初発のアトピー性皮膚炎は「軽症」であることがほとんどです。
アトピー性皮膚炎患者は、日本では800万人程度と推計されていて、その中で継続した治療を必要とする中程度以上の患者は1~2割と考えられています。
つまり軽度のアトピーの場合はステロイドの治療で「完治・寛解」した状態まで持っていけます。
問題は、中程度以上の1~2割の方です。
中程度のアトピー性皮膚炎の場合、原因も悪化要因も、アレルゲンだけではなく皮膚自体の機能的な部分が主に関わっている状況です。
中程度の方にプロアクティブ療法を行うことは、確かに「掻き壊し」というバリア機能を落とす要因は防ぐことができます。
ですが、プロアクティブ療法として使い続けるステロイドが、アトピー性皮膚炎を悪化させる、あるいは再発の引き金となる場合があります。
おそらくアトピー性皮膚炎の悪化や再発に対して、医師は『単にアトピー性皮膚炎の炎症が悪化しただけであって、ステロイドは関係ない』というと思います。
実際、ここ数年でプロアクティブ療法を続けてきた方からのアトピー症状悪化のご相談をよく受けます。
ステロイドを使用してもアトピー症状が改善しない場合は、遠慮なく中川治療室へご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
アトピー性皮膚炎
2019年10月19日
【アトピーと汗】
本日は『アトピーと汗』についてお伝えしてきます。
汗をかかないことがアトピーを悪化させている可能性があることを知っていますか?
以前はアトピーは汗をかくと悪化するから汗をかかないようにしましょうと教えられてきたと思います。
それが今では、まったく逆であることが分かってきました。
それでは、アトピーと汗の関係について正しく理解し、症状改善のヒントを探っていきましょう。
アトピーの人は汗をかきにくい傾向にあって、それが症状の悪化につながっている可能性があります。
汗はアトピーを悪化させると思い込んで、汗をかかないようにしている方は沢山います。
現に当院へ通院しているかたも汗をかかないようにしているかたは大勢いました。
汗をかくと、傷口がしみたり、痒くなっり・・・
せっかく塗った保湿剤が汗で流れ落ちてしまうのも、ベタベタして気持ちがいいものではありません。
ですが、汗は「悪者」ではなく、汗をかかないことの方が、アトピーを悪化させる可能性が高くなります。
なぜ汗をかかないとなぜダメなのか?
①皮膚のバリア機能を低下させる
②汗をかかないために皮膚温が上昇する
③皮膚の免疫を低下させてしまう
いかがですか?
勇気をもって「汗をかこう!」
それでは汗をかきにくいアトピーの方が汗をかくためにはどうしたらいいのでしょうか?
【正しい汗のかき方】
①入浴で汗をかく
※38℃程の温度で約15分ほどゆっくりとつかりましょう。
②運動で汗をかく
※入浴で汗をかくことに慣れてきたら、次は運動にチャレンジです。
最初は20分程度の散歩で十分です。
初めはなかなか汗をかけなくても、続けるうちにだんだん汗をかけるようになっていきます。
汗を怖がらないで汗を出してアトピーを克服しましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。