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【アトピー改善に必要なビタミン】 アトピー専門治療院・大阪市西区の中川治療室

アトピー
2022年10月19日

【アトピー改善に必要なビタミン】 アトピー専門治療院・大阪市西区の中川治療室

ビタミンって誰でも知ってますよね。

しかし、その働きについての知識はお持ちでしょうか?

なんか、たくさん種類もあるし、実際よくわからんという人も多いのではないでしょうか(^^)

今回は、ビタミンについてその全体的な解説および種類や効果についてお話していきたいと思います。

まず、糖質・脂質・タンパク質との大きな違いは一体何かというと、ビタミンはエネルギーを生み出すわけでは無いということです。

つまり、0カロリーです。

では一体なにをしているのかというと、それら3大栄養素をエネルギーに変えるのをサポートしたり、血管・皮膚・髪・骨などの健康を維持したり、細胞が衰えてしまうのを予防したりします。

つまり、肉体の機能が正常に働き続けるようにサポートしてくれるのがビタミンなのです。

ビタミンの種類

そんなビタミンですが、大きくわけて水溶性と脂溶性とがあります。

水溶性ビタミンにはビタミンBやCがあります。

水に溶けやすく熱に弱いという特徴があり、体に蓄える事ができないので、使われない分はすぐ尿になって排出されます。

一方で、脂溶性ビタミンはビタミンA、D、E、K。

油に溶けやすく熱に強いという特徴があり、肝臓に蓄えられていきます。

ただし、過剰に蓄積されてしまうと、今度は逆に悪影響を与え始めます。

ですので脂溶性ビタミンについては、過剰摂取に特に気をつけなくてはいけないと言えます。

それぞれの役割

めっちゃ長くなるので、今回は簡単な役割を解説していきます(^^)

まずは水溶性ビタミンから。

〇ビタミンB群

ビタミンBには多くの種類があり一般的にはビタミンB群と呼ばれます。

栄養素の代謝を促すほか、血液や神経伝達物質の合成をサポートします。

〇ビタミンC

ビタミンCは、コラーゲンの合成をサポートし、皮膚のシミやシワを防ぎ、傷や火傷の治りも早くします。

また、免疫力を強化するので風邪にひきにくくなりますし、ストレスに対する抵抗力を高めてくれる働きもあります。

体内でも作り出すことが出来ないため、毎日の食事から摂取していけるように考えないといけません。

次に、脂溶性ビタミンについて解説します。

〇ビタミンA

鼻や喉などの粘膜を作るのをサポートし、ウイルスの侵入を防ぎます。

また、肌、髪、爪などの細胞の健康維持にも関与しているため美容にも欠かせません。さらに、目のビタミンと呼ばれるくらい目の健康に大きく影響しています。

〇ビタミンD

骨の材料となるカルシウムのサポートし、食べ物からカルシウムが吸収されやすくします。

骨粗しょう症の予防には欠かせません。

太陽の光に当たることで体内で合成されるビタミンです。

〇ビタミンE

細胞が酸化してしまうのを防ぎます。つまり、体を若々しく保つのをサポートしてくれます。

また毛細血管を広げて血行を良くするため、冷え性の改善に効果があります。

〇ビタミンK

血液と骨に必要不可欠なビタミンです。

出血したときに血を止める働きがある他、骨にカルシウムを取り込むのをサポートする働きがあります。

【まとめ】

特に必要なビタミンはビタミンA・Ⅽなので、積極的に摂取してみてくださいね。

最後までお読みいただき有難うございます。

ご質問ありましたら、遠慮なくメッセージくださいませ。

中川治療室 中川 展志

【アトピーを克服するために内側から潤う乾燥肌対策!】大阪市北堀江のアトピー専門・中川治療室

アトピー , アトピー性皮膚炎
2021年12月3日

Contents

アトピーを克服するために内側から潤う乾燥肌対策

 アトピー性皮膚炎は気温や湿度が下がる冬の時期は、肌から水分が失われやすく乾燥肌による肌トラブルに悩む方も多くいらっしゃいます。
そのため、潤いを逃さないよう肌の保湿機能を高めるケアを心がけることで肌の乾燥を予防・改善も可能です。 そこで今回は『アトピー乾燥肌』に関するお話です。

 

アトピー乾燥肌とは?

 

アトピー乾燥肌とは、肌内部にある「セラミド」や皮脂が減り、肌の水分をうまく保てなくなった状態をいいます。

皮膚は、いちばん外側の角質層にある皮脂、角質細胞間脂質、天然保湿因子の3つの働きによって皮膚の水分を保ち乾燥を防いでいます。

この3つが減少し皮膚の表面に潤いがなくなると、ホコリや細菌などの外部刺激や花粉などのアレルゲンから肌を守るバリア機能は低下してしまいます。

皮膚のバリア機能が低下すると、髪や衣服が触れる程度の軽い刺激で痒みを感じたり、使い慣れた化粧品で赤くなるなど刺激に対して敏感になり、カサつきをはじめとする様々な肌トラブルが起こりやすい状態になります。

 

皮膚の乾燥は放っておくと皮脂欠乏性湿疹と呼ばれる疾患となり、病院での治療が必要になります。

 

 

乾燥肌の予防と改善

 

最近では保湿成分が流出しにくい洗顔やボディーソープが販売されるようになりました。

乾燥肌対策として、皮膚の保湿成分を流出させない工夫や、化粧水やクリームなどの保湿剤で保湿成分を補うなど、外側からのスキンケア対策が頭に浮かぶ方が多いのではないでしょうか?

ですが、皮膚は新陳代謝を繰り返し、約28日間周期で作りかえられています。

 

健康的な肌をつくるためには、このリズムを保ち体内を代謝の良い状態にしておくことも大切です。
全身の血行を促進し新陳代謝を活発にすることが実は肌の状態に大きく関係しています。

 

【睡眠】
就寝からの3時間で深く眠ることができれば肌を回復させる成長ホルモンがたくさん分泌されることがわかっています。

以下の3点に気をつけましょう。

 

  • 就寝時に血糖が下がっている状態にする。就寝前は食べない。
  • 眠る頃に体温が下がるようにする。就寝1時間前に入浴する。
  • 就寝前1時間はスマホやテレビなどを避け脳を覚醒させない。

 

【運動】
運動不足により体の代謝が悪くなると体内に老廃物がたまったり、血行が悪くなったりして、肌のターンオーバー(新陳代謝)が乱れやすくなります。

また、長期間のストレスは肌の再生に必要なビタミンを消耗するため、運動不足だと感じている方は、ストレッチやウォーキングなど軽い運動を行うことで、代謝があがると同時にストレス解消効果もあるのでおすすめです。

 

食習慣と乾燥肌

 

【乾燥肌になりやすい習慣】

糖分の多い菓子パンや清涼飲料、カフェイン、冷たいもの等の習慣的摂取は、代謝が悪くなりやすいため控えましょう。

【乾燥肌になりにくい習慣】

  • 朝食をとる
    朝食をとると一気に体温が上がり、1日中代謝の高い状態で過ごすことができます。反対に朝食を抜くと代謝の低い状態が続くため、肌の再生リズムも乱れることになります。朝食を抜いている人は、朝食をとって肌の変化を確認してみましょう。

 

  • 糖質を制限しすぎない
    最近では“糖質制限”という言葉が広く知られるようになりましたが、糖質は過剰摂取だけでなく、制限し過ぎることもまた病気の要因となります。なお、適量の糖質は、体内でグリコーゲンという形で水と一緒に蓄えられるため、肌の潤いを保ちます。

 

  • 適量の植物油をとる
    脂質は身体の細胞膜や細胞間脂質、ホルモンなど多くの組織の材料であり、摂りすぎ、控えすぎともに病気の要因となります。

・控えたい油…サラダ油、キャノーラ油、インスタント食品やファーストフード、スナック菓子、マーガリン、ドレッシングなど
・摂りたい油…魚油、オリーブ油、亜麻仁油、えごま油など

 

  • 野菜やビタミン豊富な食事を摂る
    ビタミン類は体内に溜めることができないため、1度にたくさん食べるよりも毎食少しずつ食べる方が効率よく利用できます。
    また、肌の健康に役立つビタミンEは、油と一緒に摂ることで吸収率が高まります。

 

内側からも乾燥ケア!効果的な栄養素

 

代謝をよくするためには、必要な栄養素が不足しないようバランス良く食べることが大切ですが、特に乾燥肌に効果的な栄養素を7つ紹介します。

【ビタミンA】皮膚や粘膜の潤いを維持する。
 レバー、ウナギ、アナゴ、卵、緑黄色野菜など

 

【ビタミンB】新陳代謝を活発にする。
 豚肉、レバー、卵、大豆、納豆、玄米など

 

【ビタミンC】コラーゲンの生成を促す。抗酸化作用。
 菜の花、パプリカ、柿、レモン、キウイなど

【ビタミンE】血行促進。抗酸化作用。過酸化脂質を分解する。
 サーモン、かぼちゃ、アーモンド、アボカド、ゴマなど

 

【セラミド】角質層の水分を保持し皮膚を外部の刺激から守る。
 こんにゃく、大豆、黒豆、小豆、ひじき、ワカメなど

 

α-リノレン酸】細胞膜やセラミドを作る原料になる。
 魚油、アマニ油、えごま油など

 

【亜鉛】細胞分裂に必要な酵素を働かせる。
 牡蠣、赤身の肉、タラバガニ、ウナギなど

 

最後に・・・

 

アトピーは人生を左右する程の症状を引き起こします。

当院に通われている方も痒みが辛すぎて学校を辞めたり、仕事もできない状態になったり、家に引きこもって出れない状態になってしまった方は大勢います。

ですが、アトピーは決して治らない病気ではありません。

また、今まで頑張ってきたことは無駄ではないです。

諦めず 焦らず 頑張らずでアトピーを治しましょう。

 

アトピーなんか怖くない、必ず治ります

 

保湿依存に陥っているあなたへ!【大阪市西区のアトピー治療専門 中川治療室】

アトピー性皮膚炎
2020年12月23日

Contents

保湿依存に陥っているあなたへ!

毎日、保湿しても肌はカサカサで突っ張るし・・・

 

保湿をしてもしなくても同じやし

 

でも保湿しないと怖い・・・

 

と心配しているあなた

 

それ、もう保湿依存ですよ!

 

ここでは保湿依存について、くわしく解説していきますね。

 

この保湿依存を理解することで、あなたのアトピーが難治化するのを防げることが出来ます。

 

保湿依存について悩みがある人は、ぜひ読んでください。

 

保湿依存の肌ってどんな状態?

保湿依存の肌は文字通り、保湿剤に依存している肌のことです。

 

定期的に保湿をしないと、乾燥、かゆみ、突っ張って痛いなどの症状が出るから怖いから塗る。

 

とくに入浴後は皮脂が落ち、水分が飛ぶので、肌の乾燥が強くなります。

 

保湿依存に陥ってしまっている人は、肌の乾燥やかゆみなどの症状がつらく、保湿せずにいられません。

 

保湿をあまり使ってない人は、「少し乾燥してるから今日は保湿しとこうかな」という程度だったりします。

 

どうして保湿依存になるの?

どうして保湿依存になるかというと、保湿剤で肌が潤っていると勘違いしていて塗ることが当たり前になっている。

 

逆で保湿剤を使うことで肌自身の保湿力が弱まってしまうことを知らないだけです。

 

よく、

 

保湿は肌を甘やかしてしまう。

 

と言われますね。

 

この理由を否定するお医者さんもいますが、私は今までの臨床経験からこれは事実です。

 

最初は軽い乾燥肌でも、強い保湿作用のある保湿剤を塗り続けていると、乾燥肌はひどくなり、保湿依存も強くなります。

 

ここに注目です。

 

高い保湿作用のある保湿剤には乳化剤がふんだんに使われているので皮脂を根こそぎ取られてしまいます。

 

乾燥肌はしっかり保湿!を鵜呑みにしてはいけない

 

アトピーの人は生まれつき乾燥肌だから、保湿剤が必要!

 

いいえ、違います。

 

保湿してるから乾燥肌なんです。

 

なんでもかんでも今までの常識を信じて、同じこと繰り返すだけで思考停止するのはやめましょう!

 

体は環境に適応する能力を持っています。

 

保湿しないで乾燥状態にしていれば、今まで使っていない肌を潤す能力が高まってきます。

 

ただ、不規則な生活、栄養過多、運動不足で血行が悪い人は、なかなか乾燥肌が治りません。

 

そういう人は、まず肌の血行をよくすることが必要です。

 

保湿依存は治るの?

保湿依存は次のことに気をつけると治せます。

 

脱保湿

水分補給

栄養

運動

スキンケア

生活習慣を変える

 

いま保湿剤が欠かせない人にとっては、信じられないかもしれませんが、最終的にどんな人でも保湿剤は不要になります。

 

保湿を続ける人には

現状維持 or 難治化の未来しかない

 

保湿剤で肌を甘やかしている限り、肌がよくなることはなりません。

 

むしろ、保湿依存が強くなり難治化して何をしても治らないと諦めるのが目に見えてます。

 

難治化したアトピーは赤黒く、像の肌のようになってゴワゴワで異常にかゆいです。

 

その難治化した状態で急に脱保湿すると、リバウンドは激しくなります。

 

保湿依存を治すなら、絶対早めがおすすめです。

 

それでも保湿をやめるのが怖い人へ

何年も保湿してきた人にとって、保湿をやめるのは怖いかもしれません。

 

その気持ちも分かります。

 

保湿をやめると肌がガビガビになり、皮がボロボロ落ちるので気持ちも落ち込みます。

 

ひとの目も気になり、外出するのも嫌になるかもしれません。

 

ただ、こんな未来を想像して悩み続けても、未来はなにも変わりません。

 

何年も同じことをしてきて治る手ごたえがないなら、これから先同じことをしても治るとは思えません。

 

ひとりで悩むのに疲れた人は、中川ご相談ください。

 

お力になれると思います。

 

最後までお読みいただき有難うございました。

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