ブログ
2017年05月14日
座っていてもお尻の奥が痛くならない対処法!
【対処1】1時間に2回は立ち上がり、お尻の圧迫を解放する!
座っているとお尻が痛くなる原因の1つに、「長い間,同じ姿勢で座ることで、お尻の筋肉が硬くなる」ということがあります。
特に、梨状筋と言われる筋肉が硬くなると、「坐骨神経痛」の症状が出てきてしまいます。
特徴としては、お尻の奥が痛い・お尻のえくぼの所が痛い・ジンジンとした鈍い痛みが出てきます。

座っている時間が長くなると、どんどんお尻の痛みは悪化するばかりなので、しっかりと対処をしていかなくてはいけません。
対処としては「同じ姿勢でいなこと」です。
そのために、1時間に2回必ず椅子から立ち上がり、姿勢を変えて再び座り直すようにしてください。
これを行うだけでも、固まったお尻の奥の筋肉がゆるみ、お尻も痛くなくなります。
姿勢を変えないまま長時間座り続けることは、お尻の筋肉が硬くなるばかりか、骨盤も歪んでしまいます。
下の絵のように座っている人は骨盤が歪んで行くので注意してください。

【対処2】座る椅子か背もたれにクッションを置く!
毎日座る椅子と背もたれに硬めのクッションを置くようにすると、
お尻の痛みが軽減されます。
今は、色々な硬さのクッションが販売されているので、自分に合ったクッションを選び、毎日使うようにしましょう。
おススメは100均です! 高価なクッションはいりませんよ!(^^)!
姿勢矯正クッション等は、骨盤が歪んでいる状態で座ると、背骨に悪い影響を与えることがあるので気をつけてくださいね。
クッションを選ぶ際には、自分に合った硬さのものを選ぶことが大切なんで、100均なら何個かまとめて買って、その日の身体の状態に合わせてクッションを変えることをおススメします。
自分に合った硬さでないとお尻や腰に負担がかかって、かえってお尻の痛みが悪化することもあるんで注意しましょう!
【対処3】正しい姿勢で仕事をする!
長い時間、座っているとお尻が痛くなるのは、「座っている姿勢が悪いために、上半身の重みが負担になってお尻が痛くなる」のも一つの原因です。
そのため、普段からデスクワークを行う際は、意識して、姿勢を正すようにすることが大切です。
かといっても、姿勢を正しく座り続けるのってしんどいでしょ。
正しい姿勢だと言われている体勢で座り続けるのって、僕は出来ません(T_T)
正しい姿勢のイメージって、こんな感じ・・・

一見、正しい姿勢のように思いますが、長時間座るには無理があります。
背筋を伸ばしてしまうと、背骨が反っていきます。 いわゆる「反り腰」ってやつです。
そして、その状態で座っていると背中が凝ってきます。それがつらくなって背中を丸める姿勢「猫背」という結果になります。
正しい座り方は、「椅子には深く座って、背もたれにもたれる姿勢」ということです。
こんな感じ・・・

よく、「腹筋や背筋の力で正しい姿勢をキープして座れば、お尻や腰・背中のどこにも負担はかかりません」って言われますが
筋肉を使って座るのって疲れますよ! 仕事に集中できません。
だから、正しい座り方を実践する。
これが1番、お尻や腰に負担のかからない方法なのです。
【対処4】1時間に1回は背中や足を伸ばすストレッチをする!
長い時間座っていると、お尻周りの筋肉や太もも、ふくらはぎの筋肉が硬くなって、それが原因となってお尻が痛くなります。
そこで、1時間に1回はストレッチを行い、それらの筋肉を緩めてあげましょう。
座って出来るストレッチを紹介します!
<背中の筋肉を伸ばすストレッチ>

1・両手を前で組みます。
2・その手を前に突き出すように伸ばしていきます。
3・背中の筋肉が伸ばされているの感じを味わってください。
※ 息を吐きながら、手を伸ばしていきます。
※ 約15秒×3回 行うと効果的です。
<太もも、ふくらはぎを伸ばすストレッチ>

1・つま先を上にします。
2・その状態から、腰を折り曲げるように体を前に倒していきます。
3・太もも、ふくらはぎが伸ばされている感じを味わってください。
※ 息を吐きながら、身体を倒します。
※ 片足ずつ行っても構いません。
※ 約15秒×3回 行うと効果的です。
これらのストレッチを1時間に1回行う習慣を付けると、お尻の痛みも緩和しますし、姿勢も整ってきます。
【対処5】絶対に脚を組んで座らない!
長い時間座ってもお尻の痛みが出ないようにするためには、「絶対にやってはいけない座り方!」があります。
それは「足を組んで座ること」です。
足を組んで座ると、片方のお尻だけで体重を支えて痛くなることに加え、骨盤と背骨が歪んでしまいます。
すると、首や肩こり、背中の痛みなどお尻の痛み以外に様々な不調が起きたりします。
なので、絶対に脚を組んで座らないようにしましょう。
こんな姿勢は・・・

日頃の癖で、「どうしても足を組んでしまう」という人は、正しい座り方意識して座ってくださいね。
そして、座る時は、「お尻にある2つの坐骨と言われる所、2つがきちんと着いている」ということを意識して座ってください。

どちらかの坐骨が浮いていたりしたまま長時間座っていると、お尻はマジで痛くなります。
特に男性はズボンのポケットに財布などを入れて座るとoutです。
【まとめ】正しい座り方を意識してお尻が痛くならないようにしよう!
現代は長い時間座ったまま仕事をすることは、もはや避けられなくなりました。
だからこそ、座り方を意識し、お尻や腰、足の負担を日頃からなくすためにケアをお忘れなく。
1時間に2回は座り方を変えたり、ストレッチをしてください。
毎日の生活の中にぜひその習慣を取り入れてみてください。
それでも改善しない腰痛・足のしびれが続く場合は・・・
こちらをクリック⇓ 必ず良くなる答えが見つかります。
https://nakagawa-chiryo.com/zakotsu (坐骨神経痛)
https://nakagawa-chiryo.com/hernia (腰部椎間板ヘルニア)
https://nakagawa-chiryo.com/kyousaku (腰部脊柱管狭窄症)


ブログ
2017年05月13日
足のしびれの原因って何から起こるの?
こんにちは、大阪市西区の整体院 中川治療室の中川です。
足がしびれる原因を、治療家として詳しく説明していきますね!
主な原因は
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 脊柱管狭窄症?
- 梨状筋症候群?
- 腰椎すべり症?
- 坐骨神経痛
と様々あります。

1.椎間板ヘルニアとは?

骨と骨との間にある椎間板と呼ばれるクッションがつぶれ横や後ろに出る病気です。
その出た椎間板が神経に触れるために、腰や足に痛みとしびれが 起こります。
昔は椎間板ヘルニアは手術しないと治らないと言われてました。
ですが、最近は椎間板ヘルニアを手術しても、しなくても1年から5年後の経過は変わらないし、引っ込んでくることがわかっているので、無理に手術をしないで保存的療法で充分に対処できる場合があります。
2.脊柱管狭窄症とは?

背骨には椎孔という脊髄が通る穴が開いています。
その神経の通り道を脊柱管といいます。
その脊柱管が変形して脊柱管が狭くなると神経を圧迫するようになります。
すると、力が入りにくくなったり、足のしびれが出たりします。

3.梨状筋症候群(りじょうきんしょうこうぐん)とは?
症状としては、お尻の奥の痛みが特徴です。
座っていても、立っていても痛い場合が多いです。


梨状筋とは、仙骨から足の骨につくお尻の奥にある筋肉です。
下の絵のように、坐骨神経は梨状筋の下か間、上を通過して足に伸びています。

この梨状筋が過度に緊張すると、坐骨神経を圧迫してお尻の奥や足の痛み・しびれが出ます。
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症に併発して起こることがあり、手術後に痛みやしびれが再発するのはこの梨状筋に問題がある場合があります。
なので、手術しても梨状筋の緊張が取れていないと同じ症状で苦しむことがありますので、慎重に考えないといけません。
4.腰椎すべり症とは?

背骨はS字に綺麗に並んでいますが、上の背骨が下の背骨に対してズレることをすべり症といいます。
ほとんどの場合は、腰椎がズレる腰椎の前すべり症がほとんどです。
5.坐骨神経痛とは?

実は、坐骨神経痛は病名ではなく症状名なのです。
坐骨神経痛の主な原因は、
- 腰椎椎間板ヘルニアからの坐骨神経痛?
- 脊柱管狭窄症からの坐骨神経痛?
- 腰椎分離すべり症からの坐骨神経痛
- 梨状筋症候群からの坐骨神経痛
このように病名に由来する症状名なのです。
最近では、レントゲンやMRIを撮っても原因のわからない足の痛みやしびれはすべて坐骨神経痛と言われます。
整形外科では、ブロック注射やロキソニン・ボルタレンなどの痛み止め、湿布を処方され、「とりあえず、様子を見ましょう」と言われたり、「こんなストレッチしましょう」「お風呂でよく温めましょう」などとアドバイスされます。
ですが、状態に合わせた処置をしないと長期間、激痛としびれで苦しむことになるので注意が必要になります。
ちょ~簡単!足のしびれを改善させる5分間ストレッチ!
お尻が痛い、足がシビれる・・・そんな坐骨神経痛の症状を自分で解決出来ればいいと思いませんか?
自分で簡単にできるストレッチをご紹介します。
坐骨神経痛の症状が出る部位に合わせてご紹介していますので、あなたの状態にあったものを試してみてください。
まずストレッチをする上で守るべきこと!
・気持ちが良いと感じる程度に痛みが出ない範囲で行いましょう。
・呼吸を止めないでください。
・痛みや症状が強く出るときはすぐに中止しましょう。
(1)腰椎椎間板ヘルニアの人向けストレッチ

①仰向けに寝ます。片膝を曲げてすねを両手で抱え、反対の足をできるだけ伸ばします。
②そのまま太ももの裏を両手で抱えるように持ちます。
③そのまま曲げた足をゆっくりと伸ばします。
伸ばした太ももの後ろが伸ばされている感じを味わってください。
このストレッチを両足を2セットずつ行います。
注意:③は症状が強い時はやらず、落ち着いているときに行いましょう。
また、③は足の裏にタオルをかけて伸ばしてもいいです。

(2)腰部脊柱管狭窄症・腰椎すべり症の人向けストレッチ

①仰向けになって寝ます。両膝を曲げて膝を抱えて、息を吐きながらお腹の方へ引き寄せます。※太ももを持って引き寄せてもいいです。
②両膝を抱えて、そのまま5~10秒程保ちます。
背中、骨盤あたりが伸ばされている感じを味わってください。
このストレッチを2セット行います。
注意:仰向けで寝て行うのがつらい場合は、椅子に座って行ってもいいです。

(3)梨状筋症候群の人向けストレッチ

①仰向けに寝て、両膝を立てます。
②片足をもう片方の膝に乗せ、足を組むような形にします。
③膝を立てている方の太ももを持ち、息を吐きながらゆっくりお腹の方に引き寄せます。
お尻の奥が伸ばされている感じを味わってください。そのまま10秒ぐらい伸ばします。
両足2セットずつ行います。
注意:このストレッチは強い刺激になります。
ですので、痛みが出る場合はすぐに中止しましょう。
4.腰痛の人向けのストレッチ

①まっすぐ立ちます。
②片足を曲げ、もう片方の足は後ろに伸ばします。
※ 後ろに伸ばした足の甲が床に着くようにしてください。
③姿勢を正して、ゆっくり息を吐きながら重心を前に持っていき、後ろ足を伸ばしていきます。 (腰が反らないように注意してください。)
太ももの前が伸ばされている感じを味わってください。そのまま5~10秒程度保ちます。
左右2セット行います。
注意:痛みがある場合はすぐにやめましょう。③の時、前かがみになるのはNGです。体を起こして行いましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
足のしびれの原因は沢山ありますし、病院で病名がつくと不安にもなりますよね。
でも、足のしびれを起こしている原因は「椎間板ヘルニア」「脊柱管狭窄症」
「腰椎すべり症」「梨状筋症候群」になってしまった原因が本当の原因です。
その原因は日常生活の中に必ず隠されています。
ですので、定期的にストレッチを行うことは、日常生活の癖や習慣でついた体のこり・張りを取り除き病気にならないように予防をしていく必要があります。
毎日、仕事や家事、趣味にと忙しいとは思いますが、苦しい思いをしたくないのでしたら是非トライしてください!
それでも改善しない腰痛・足のしびれが続く場合は・・・
こちらをクリック⇓ 必ず良くなる答えが見つかります。
https://nakagawa-chiryo.com/zakotsu (坐骨神経痛)
https://nakagawa-chiryo.com/hernia (腰部椎間板ヘルニア)
https://nakagawa-chiryo.com/kyousaku (腰部脊柱管狭窄症)
ブログ
2017年05月11日
゙腰痛゙治療家も知らない腰痛治療の重要なポイント
今回は腰痛の原因から治し方の秘訣までに絞って説明します。
ぜひ読んで頂きたい方は病院や整骨院、鍼灸院、整体院やカイロで治らない方。
手術を絶対にしたくない方、腰痛を真剣に改善したい方です。
「ありとあらゆる治療をしてきた。それでも治らない腰痛をなんとか治したい」
「有名な病院、整骨院、整体院に通っても腰の痛みは治らない」
「腰が痛くて仕事を休まないといけない」
「一生、この腰痛と付き合っていくしかないのか」
「自分でできる効果的な腰痛が予防できる方法をしりたい」
当院には腰痛・足のしびれで悩んでいる人が多く来院しています。
そこで培った腰痛の本当の原因と腰痛治療のポイントをお伝えします。
それを知ることで薬や手術に頼ることなく腰痛の正しい治し方がわかります。
大事なポイントはくり返してお伝えしていますので、腰痛の原因と解消に導く方法をすぐに理解して頂けます。
間違だらけの腰痛治療:実は腰痛の8割が原因不明、その理由とは?

厚生労働省の調査結果、「全国で2800万人」概ね「4人に1人」が腰痛に悩まされているという調査結果が発表しました。
そして、腰痛の85%の原因が分からないとされています。
あなたも今までこの様な経験はないですか?
お医者さんに
「どうしてこんなに腰が痛いんでしょうか?」
と質問しても、
「たぶん〇〇でしょう」
というあいまいな答えしか返ってこなかった経験があるかもしれません。
レントゲンやMRI画像の結果、
「腰の椎間板が飛び出て、これが神経を圧迫しているから痛いんですよ」
と説明された場合、
「では、どうして椎間板が飛び出したのでしょうか?」
と、なぜ椎間板が飛び出たのか?を質問しても、
多くの場合は
「腰に負担がかかっているからです。」
という答え。
本当の原因を答えられる医師がほとんどいないのが今の腰痛治療の現実のようです。
このような声が多数聞かれます。
ほとんどの医者や治療家は
「腰痛は椎間板が飛び出て神経を圧迫しているから」
「背骨が曲がっているから」
「骨と骨の間が狭くなっているから」という、
画像による骨の変化は発見できたとしても、
「なぜ椎間板が飛び出たのか?」「何が原因で腰痛が起きているのか?」
という根本の原因を答えられません。
なぜ、腰に「異常がない」のに、腰が痛いのか?

レントゲンやMRIによる診察で、腰の骨に異常がない場合も多くあります。
お医者さんから
「骨には異常がないですね。 薬出しますんで様子を見ていきましょう。」
こんな経験ないでしょうか?
実は厚生労働省資料によると、なんと腰痛の85%が、レントゲンなどの画像診断で異常がわからないとされています。
そのためお医者さんからは
「安静にして様子を見ましょう。」と伝えられ
「痛み止めの薬や湿布」や「ブロック注射」で痛みをごまかしていく方法が取られます。
突然、腰が痛くなる「ぎっくり腰」の原因もレントゲンやMRI検査で見つけることができませし、たまたま見つかった「椎間板ヘルニア」が原因だ。なんてことがあります。
結局、原因がわからず、腰痛に悩み続ける患者が多くなっています。
病院で腰痛の原因が分からないのは、レントゲンやMRI画像に写った異常のみを信じていて、
筋肉の過度な緊張や、腰痛を引き起こしている体の歪みは発見できないからです。
腰痛の本当の原因については、この後じっくりお伝えします。
腰痛治療で行われている対症療法
病院では腰痛の原因が特定が出来ないまま、電気治療やリハビリ、薬やブロック注射、コルセットや手術など、その場しのぎの対症療法が行われている。
椎間板が飛び出しているからと手術して椎間板を取り除いたり、腰が痛いから痛み止めを飲んで痛みをごまかしても、背骨から椎間板が飛び出した原因や腰痛が出る原因が何も解決していないため、たとえ手術しても、1年~5年で椎間板ヘルニアが再発したり、激痛から解放されても慢性的な腰痛に悩まされている人が大勢います。
このような対症療法は一時的に痛みがなくなったと勘違いしますが、問題を起こした原因は残ったままなので根本的には何の解決もしていません。
腰痛治療で見落とされている事実:腰痛の原因は腰にない事の方が多い!

現代医療では腰のみに注目していますが腰痛に関しては、この考え方が大きな落とし穴になっています。
なぜなら、腰痛は腰だけが悪くなって起こっているわけではないからです。
体は背骨、肩甲骨、骨盤、仙骨、股関節、膝関節、足関節など、体の骨格はすべてつながって出来ています。
そして、骨だけでは体を支えていません。筋肉が体を支え、骨を動かしています。
さらに、筋肉も勝手に動いているわけではありません。
筋肉も神経によって動かされています。
神経の伝導・筋肉・骨が連動してスムーズな運動が出来ます。

立つ、座る、歩く、走る、跳ねる、物を持ち上げる、投げる、蹴る、どの動作も、体全体(神経と骨と筋肉)がスムーズに連動しているからできる動きです。
人間は動物です。 動く物です。「動く」ように出来ています。
しかし「体全体の連動」のどこかにゆがみやねじれ、圧迫が発生すると、体の一部に負担がかかるようになります。
この状態が長く続くと、歪んだ家のドアがスムーズに開かないように体もスムーズに動かなくなります。
その結果、負担がかかった体の一部に痛みという警告!!を発生させます。
この痛みが、腰に出たのが腰痛です。
特に、腰は二足歩行の人間にとって体の要(かなめ)と言われるように、最も負担が大きいため痛みが出やすい場所になっています。
あなたの腰痛の原因はズバリこれです!
体に痛みがあるという状態は、
「体の異常事態」を私たちに知らせてくれる警告です。
「何か、体に起きてはいけないことが起きている!」という、危険を知らせる体からの叫びなのです。
では、体はどんな時に腰痛を発するのでしょうか?
まず、それには体の構造を知るととっても理解しやすくなります。
私たちの体は、体格、性別、人種の違いがあっても、同じ基本設計のもと、同じ骨格、同じ筋肉、同じ神経を備えています。解剖学的には大差ありません。
人間の体は中心線をはさんで左右対称。右肩と左肩、右の骨盤と左の骨盤、右膝と左膝すべてが左右対称になっていて、この左右対称の状態がバランス良く左右が同じことができるようにデザインされています。
骨や筋肉、じん帯、腱などの作りも、左右ともすべてまったく同じ位置にあるはずなのです。


体の構造は左右対称で重力があるところで立つ状態が最も強度が高く、最高の持久力を与えるのです。
人間の体を正面から見ると、左右が同じ位置に肩関節、股関節、ひざ関節、足関節の8つの関節を、縦横に直線で結ぶと、すべてのラインが直角に交わり、左右対称になっていることに気づきます。
この8つの関節は、体をしっかり支え動くために左右対称に位置にあるのが本来の位置です。
これを「設計図」と呼んでいます。
例えば、パソコンでもスマホでも設計図通りに作られているから、正常に動きます。
人の体も同じで、設計図通りの形だから正常な働きが出来るのです。
そのどれか1つでもずれてしまうと、しだいに体本来のバランスのとれた骨格が失われ、ゆがみが生じていく原因となります。
人間の体は、神経、骨格や筋肉などがすべてつながっていて、連動して機能しています。
そのため、何か痛みやしびれある場合に、腰だけに注目して回復させようとしても不十分です。
腰痛は、体全体のゆがみが原因であることが多いため、体全体のゆがみをとり、
機能低下している筋肉を刺激し、再び正常に動くように再教育し、
体全体の歪みを使えるようにすることが最も重要になります。
1か所をかばうために起きる体全体のゆがみと腰痛
人間の体は左右対称の形でスムーズに動くように出来ています。
しかし、日常悪い姿勢(足を組む、寝転がってテレビを見る、横すわり、ソファに寝転がるなど)、運動不足、睡眠不足、暴飲暴食などで体は本来の姿勢を失い、筋肉と骨格の関係がアンバランスになってきます。
そうすると、体の左右のバランスが崩れいき、それをかばいあうために「代償運動」といって
お互いの動きを助け合うようになります。

例えば、足をケガして、痛めた足をかばって歩くと体は、本来使うべきでない筋肉に助けを借りて、その痛めた場所を「かばう」ようになります。
この「かばう」という行為が「代償作用」を引き起こします。
体がゆがんでスムーズに動かなくなり、一部に負荷がかかり「これ以上危険です」という合図が、腰の痛みとして教えてくれているのです。
腰痛の原因は、腰にはありません。
体のどこかが「歪み」、その歪みが「腰」に負担をかけ痛みが出た。
そうなると、腰痛に対しての対処法は決まります。
腰痛を解消するためには、「体のゆがみやねじれ」と「筋肉の機能不全」を整え、再び体をスムーズに動かせる状態にすることです。
手術やブロック注射、マッサージや骨盤矯正、牽引(けんいん)治療で、痛みが治らない理由がここにあります。
体の歪みで筋肉が機能不全を引き起こしているため、腰だけに注目しても、腰痛は一時的に楽になることはありますが、完治せず、しばらくすると痛みが再発するといったことが起こるのです。
背骨と腰痛の関係を知る!

背骨は24個の椎骨(ついこつ)が積み重なって出来ています。
中には脊髄といって神経が通っています。
もし、背骨の周りに筋肉がなければ、立つことも、座った状態を維持することも、寝返りも出来ません。
人間が直立し、重い頭を支え、歩いたり、動いたりできるのは、この背骨のS字カーブとそれを支えている強い筋肉があるからなのです。
背骨に関係している痛みとその原因
背骨はいわば、重力に逆らって動く人間の体を支える、強く柔軟な支柱のようなものです。
しかし、この背骨を支えている筋肉のバランスが悪くなるとどうなるでしょう?
テントを想像してもらうと分かりやすいです。

真ん中に支柱があって、左右のロープが均等に引っ張っている時はテント倒れませんが、右のロープを引っ張るとテントは右に倒れてしまいます。
人間の体も同じです。 右の筋肉が引っ張ると右に傾いていきます。
筋肉が左右バラバラで体を支えるようになると、背骨が健全なS字カーブを失って、腰痛や坐骨神経痛などの痛みやしびれを伴うさまざまな症状が現れます。
腰痛を起こす原因だとされている椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・変形性腰椎症など、
それらは、左右の筋肉のアンバランスにより少しずつ背骨や骨盤が歪み、限界を超えた時に
痛みというサインを出します。
交通事故、高所からの転落などを除き、腰痛がある場合、背骨や骨盤を正しく保つ筋肉が正常に機能しないために起きます。
その本来の働きをしていない筋肉のバランスを整え歪んだ背骨と骨盤を元に戻せば、痛みは消えるます。
骨格のゆがみを引き起こす原因とは?

なぜ、体がゆがむのでしょうか?
例えばこんなことが体の歪みを作ります。
・デスクワークで長い時間座りっぱなし
・運動不足、歩くことがほとんどない生活習慣
・足を組んで仕事をする
・ソファで寝転がってテレビやスマホを見ている
・スポーツで同じ方ばかりつかう競技をしている(ゴルフ・野球・テニスなど)
不自然な状態が長期にわたって続くと、知らず知らずのうちに体のバランスが崩れ、体がゆがみはじめるのです。
結果として、一番ふたんの強い腰が痛くなってきます。
体のゆがみは、骨を支える筋肉が上手く機能していないことが原因となっています。
治療院で矯正してもらっても直ぐに元に戻ってしまうのは、左右の筋肉のアンバランスが体の歪みを作っているのだから、いくら力任せに骨を矯正しても無理なのはわかりますよね。
筋肉はもんでもらったり、矯正してもらった直後は、一時的にゆるんで柔らかくなった感じはしますが、長続きはしません。
腰痛の治療法を選ぶ6つ重要ポイント

ここまでお伝えしてきたように、勘のいいあるあなたならもうお分ですよね。
腰痛治療では、体は連動して動いていることから、背骨、仙骨、骨盤矯正など一か所だけに集中するのではなく体全体の骨格と筋肉を正しく使えるようにすることが重要だということが分かります。
あなたの腰痛を治療するための解消法を選ぶ6つのポイントをお伝えします。
- 腰痛の原因をしっかりと見極めることが出来るか?
- 腰痛の原因をしっかりと治療する技術を持っているか?
- 日常生活のアドバイスやセルフケアを指導してもらえるか?
- 腰痛患者さんを治している実績を証明してる?
- 国家資格を持って解剖学や生理学・運動学など医学の基礎をしっかり学んでいるか?
- 臨床経験が豊富か?
病院や治療院でも、腰痛解消に必要な上記6つのポイントに沿っているかチェックしてください。
世の中には様々な腰痛体操や腰痛ストレッチがあります。
何かしら選ぶ際には、正しく使われず左右のバランスの悪くなった筋肉を再教育できる体操であること。
そして、痛みがある体で腰痛体操や腰痛ストレッチを行っても無理をさせることのない体操であったりストレッチ方法であること。
ぜひ上記6つのポイントを押さえて治療院を選んでください。
自分で解消するのではなく、整体院、整骨院、カイロプラティックなど他人に助けを求めることもできます。
特に、整体やカイロプラティックに通っても、痛みが繰り返すという場合は、体のゆがみを引き起こす筋肉を治療できていないからです。
病院を転々としても、治療院に何度通っても痛みが繰り返す場合は、根本的な解決ができる治療院がおススメです。
まとめ
腰痛の原因から腰痛を治す秘訣までお伝えしてきました。
腰痛は正しく動くはずの骨格がゆがんだ結果であり、体がゆがむのは、筋肉の左右のバランスが悪くなった状態で長い間 使い続けることで起こります。
バランスが崩れ、腰痛という痛みの警告メッセージが出ている場合は、腰痛を引き起こすゆがみの原因となっている筋肉を整え体のゆがみを解消していくと、腰痛は改善していきます。
大切なポイントは、腰痛だからと言って腰だけに注目しないこと。それでは今までの治療方と同じで治る見込みは低くなります。
それでも改善しない腰痛・足のしびれが続く場合は・・・
こちらをクリック⇓ 必ず良くなる答えが見つかります。
https://nakagawa-chiryo.com/zakotsu (坐骨神経痛)
https://nakagawa-chiryo.com/hernia (腰部椎間板ヘルニア)
https://nakagawa-chiryo.com/kyousaku (腰部脊柱管狭窄症)