アトピー性皮膚炎
2019年10月13日
【アトピー性皮膚炎】夜に痒くなる前にやると効果的な3つの対策
本日は【アトピー性皮膚炎】夜に痒くなる前にやると効果的な3つの対策をお伝えしていきますね。
1,体の緊張をとる(自律神経・筋・骨格の調整)
2,空調を整える
3,寝具を整える
寝ている時は、無意識です。そのため、起きている間に予防をすることで、寝ている時の搔き壊しは防ぐことができます。
1,体の緊張をとる
日中の緊張状態から自宅に帰ってホッと一息つくと交感神経(活動する神経)から副交感神経(休憩する神経)にスイッチが変わります。
なので、夜といいますか、日中から自律神経の働きを整える必要があります。
日中から自律神経をコントロールすることで寝る前のかゆみは治まっていきますし、筋肉の緊張が抜けて、寝入りやすくもなります。
特に首や胸・背中・股関節のストレッチをお風呂に入る前にやると効果的です。
2,空調を整える(夏対策)
お風呂から出て汗をかいてかゆい場合、夏の場合は熱がこもっているかもしれません。
その熱のこもりが痒みを引き起こしている場合、冷やしすぎるのも体にとって良くはありませんので先ずは、ドライヤーのクールで冷やしましょう。
寝ている時に冷房や扇風機をつけて寝る場合は冷風を直接当てるのではなく、壁や天井に向けて部屋全体の空気が動くようにすると、快適に過ごすことができます。
それでも熱い場合は温度を1℃さげて服は薄着にして、布団などで調節してみてください。
寝汗をかいてしまってかゆくて目が覚めた時は、面倒でも新たしい肌着に着替えてくださいね。
そのまま寝てしまうと雑菌が繁殖してさらに痒みが強くなってしまします。
3,寝具を整える
寝具は通気性のよいものにしましょう。
オススメは敷布団の下にスノコなどを敷くことです。そうすることで、背中など熱のこもりやすい部分に熱の逃げ場ができます。
最後までお読みいただきありがとうございました。





アトピー性皮膚炎
2019年10月12日

【アトピーとアルコールによる悪化する原因】大阪西区のアトピー専門治療 中川治療室
今日はお酒とアトピーについて。
アトピーの方なら経験的に知っていたり感じていると思いますが、質問もいただくことが多いので書いていきます。
お酒を飲むとアトピーは悪化する?
答えは、イエスです(T_T)
お酒を飲んだ夜は急に痒くなったり、お風呂から出た時に無性にかゆくなって掻き壊してしまったりしたことありませんか?
皮膚の炎症レベルが低い場合は、あまり痒みが強くなったり赤みがでないことが多いですが、皮膚の調子が悪い時にほどアルコールを飲みと症状が強く出ることが多いです。
原因としては、二つあって、
一つは、お酒を飲むことによって、血流が良くなることです。
そのため、お酒を飲んでお風呂に入って温まると、さらに血流が良くなるからかゆみが強くなります。
どれくらいの量を飲むとかゆくなるかは個人差がありますが、飲みすぎた時は、肌の調子が悪くなりやすいので注意が必要です。
とくに酔ったまま寝てしまい、無意識の時に掻き壊すと、皮膚の状態は悪化するばかりです。
お酒を飲んでも、水分を多めにとって酔いを醒ましてから寝ると、掻き壊すことが少なくなるので、お酒を少し抜いてから寝るといいですよ。
もう一つの原因も大切です。
なんと・・・みなさまも、もうご存知だと思いますが
お酒に含まれる糖質がアトピーの悪化の要因となってしまいます。
本当に糖質って慢性的な炎症を作り続けますね。
炎症状態が続いて痒みが止まらない方は、多少の根性はいりますがかなりの確率で痒みは軽くなりますよ。
先週、7月初めから当院へアトピーで通われている方からうれしい報告をいただきました。
「先生に言われた、無理のない糖質制限を翌日から行って、7日ほどで痒みの度合いが下がりました!(^^)!
いままで、お風呂後の皮膚のパリパリトシタつっぱりと寝る前、布団に入ると無性にかゆかったのが痒みがあっても眠れるようになったんです」と・・・
前回、糖質を摂ることで糖化が痒みの原因になる話を書きましたが、アルコールを摂取することでも糖化により痒くなります。
では、どういったお酒がかゆくなるのか?
お酒に含まれる糖質の量との関係が大きいです。
糖質の量(100ml当たり)を比較すると、
一番多いのが日本酒で3.6g
次にビールで3.1gになる。
ただビールは日本酒と比べると、好きな方は量をたくさん飲むことになるので、必然的に大量の糖質を摂取することになるので、やはり飲み過ぎにはご注意です。
ビールを飲んで大量に摂取すると、東洋医学的には水毒の状態になるので、アトピーは悪化します。
日本酒とビールは、和食には鉄板の組み合わせですよね。
ですが、アトピーがひどいときは気をつけた方がいいというより、禁酒が望ましいです。
一方で焼酎やウイスキーのような蒸留酒はカロリーが高いですが100%アルコール由来で糖質を含まないので糖化の問題はないですが、やはりアルコール度数の問題で、飲みすぎれば肝臓疲労を起こすので
痒みの原因となります。
なんでも ほどほどにですね。
最後までお読みいただきありがとうございました!(^^)!

アトピー , アトピー性皮膚炎
2019年10月11日
「糖質制限はアトピーまで治す」
今回は「糖質制限はアトピーまで治す」をお伝えしていきます。
「糖質制限」がダイエットで注目を浴び始めたのは10年ほど前。今ではすっかり定着して「糖質off商品」が沢山ありますよね。
糖質制限は皮膚科でも、アトピー性皮膚炎、ニキビ、シミ、シワなどの改善に糖質制限が重要であるという研究結果もあります。
「①糖化」「②エネルギー代謝」という、2つの観点からお話していきますね。
糖質は体内の慢性炎症を引き起こす。
私たちが摂取した糖質が多くなると、血液中のブドウ糖が過剰になります。
するとインスリンによりグルコースは細胞や組織のたんぱく質と結びつき、体温で温められて「糖化」が起こります。
例えば、食パンをトーストしたときに、こんがりと焼ける。
これも「糖化」です。
糖化した食パンはとても美味しいけど、人間の皮膚のたんぱく質の糖化は問題を引き起こします。
その代表が「シミ」「シワ」「くすみ」です。
さらに、たんぱく質が糖化されて「AGEs」ができると「活性酸素」が発生する。
活性酸素はむやみやたらに細胞を攻撃するので、炎症が起こりやすくなりす。
炎症は「火事」に例えることがあり。
火がくすぶっていると、風が吹いただけで炎が上がり始め、火事になる。
皮膚では、糖質の継続摂取で常に軽い炎症が起こっていて、ストレスや乾燥や湿気など湿度の変化などですぐに悪化し、強いかゆみが発生させます。
糖質制限の問題点として、人間の脳の栄養源はグルコースだから、糖質を制限すると脳が働かなくなる可能性が挙げられる。
しかし、「その心配はありません」
糖質制限を行うと、体内の脂肪が分解されてエネルギーが作られます。
それがケトン体です。
脂肪が分解されるときに肝臓でできるケトン体が、脳の栄養源として使わるようになります。
「600万年とも、700万年ともいわれる人類の長い歴史で、穀物が生産されるようになったのはたったの1万年前。小麦や米などで糖質を取ることは、人間の体の機能に合わないので、全身にさまざまな異常を引き起こします。その中の1つがアトピーなのです」
直ぐに糖質制限をするとストレスになるんで、1食だけ糖質制限するプチ糖質制限から始めてもいいと思います。
「肉も魚も野菜も食べ放題だから、実際にやってみると糖質制限は簡単ですよ!」




