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2016年08月6日
患者
女性 30代 大阪市西区在住
来院
平成28年6月
症状の特徴と経過
腰痛 ( 左側の腰 背中のつっぱり感 )
3日前に車で長時間の運転を行った。
自宅にて車から荷物を運びおろし、翌日の朝にカラダを起こしたところ痛みが出た。
仕事に行くために、ストレッチをすると少し楽になったので、仕事に行った。
仕事が終わるころに、痛みが強くなり 帰宅する。
その夜に、トイレに行こうと思ったが起き上がることが出来ず、助けを借りた。
寝返りも難しいほどに痛みが強くなってきたため、当院のホームページを見て来院です。
当院へ来るときは一人で歩くことが出来る状態。
しかし、前屈時に痛みが出る。
特に座って前屈はほとんど出来ない。
他の症状
特になし
既往歴
過去に何度か腰痛で他の整体院へ通院
治療の内容と経過
痛みの箇所は左側の腰と背中(脊柱起立筋の胸椎8~12番の高さ)に触れてみると、筋肉が膨隆しており こわばっていた。
軽く押すだけで痛みを感じる。
腰に若干の熱感があり、軽い炎症があると判断した。
次に注目したのは、立位での前屈時痛よりも座位での前屈時痛があるという点。
立位と座位で痛みの強さが異なる場合は、緊張して負担がかかっている筋肉が違っていつことが多い。
検査をしてみると、右の肩関節が硬くなっている、右の股関節が硬くなっている、伏臥位で左の大腿四頭筋が硬くなっている状態。
まず、左右差が強い左の大腿四頭筋の調節を行う。
調節後、座ってもらい前屈してもらうと 先ほどとは違いスムーズに前屈が可能になる。
今度は右の股関節を調節すると、脊柱起立筋の膨隆がましになり 押すと痛みが出ていたのが 解消された。
まだ腰痛が残っているので、右の肩関節を調整する。
再度、腰の痛みの確認だが、本人も動きが軽くなっているのが分かるのか、恐がることなく前屈が出来た。
このケースは 計 4回で症状もなくなり 治癒となる。
考察
長時間の運転で腰周囲の筋肉が緊張し、その緊張状態で荷物を抱え降ろしたことで
更に強く筋肉が緊張した。
その緊張した筋肉をストレッチで伸ばしいたことで、身体の防衛機能が働き、反射を起こした。
反射を起こした筋肉はより一層 硬くなる。 それが脊柱起立筋の緊張である。
どうしても痛みがある所が悪いのだというイメージであるが、実際は痛みのせいで動きが悪くなる。
痛みをかばうから更に 良い方のバランスが悪くなるという悪循環をしてしまう。
だから、まずは動きを良くする必要があるのだ。
動きが良くなるということは、痛みの強さが軽減しているという証拠である。
だから、痛い箇所ではない右の肩関節 右の股関節 左の大腿四頭筋のバランスが悪くなって腰と脊柱起立筋に負担をかけていたのを
調節すると身体が自然と治る方向に向かっていくという、症例であった。
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2016年08月5日
患者
女性 50代 大阪市都島区在住
来院
平成28年3月
症状の特徴と経過
慢性的な腰痛
20歳のころ、仕事がら子供を抱っこすることが多く年に1~2回 ぎっくり腰になっていた。
しばらくぎっくり腰ほどの腰痛は起こしてないが、慢性的な腰痛に悩まされている。
今まで整形外科、整骨院、カイロ、鍼灸院と通院したが あまり効果が長持ちせず
痛いのをだましながら生活をしていました。
「1年前のレントゲンでL4,5間が狭くなっていて、ヘルニアの疑い」と診断されました。
今回は、今までは我慢できた腰痛が 日常生活でも痛みが酷くなってきたため、恐くなりお友達に相談した所
当院を紹介での来院です。
他の症状
肩こり
既往歴
不整脈、高脂血症、高血圧 現在、薬を服用中
治療の内容と経過
常に痛みを感じ、特に腰の中央部にいつも痛みがある状態。
腰を反る動作で痛みが増悪する。
左の股関節が硬く左大腿部前面と左下腿部後面に強い筋肉の緊張がある。
左の股関節を屈曲・外転してもらうと 床にはまったくつかない状態。
右の肩が硬く、上腕三頭筋に筋肉の緊張がある。 肩の凝りも右肩が強い
仰臥位でバンザイをしてもらうと、明らかに右肩が硬くて床につかない状態。
常に左の足が重たい感じとむくみが強いのと 右腕がだるくて何かするたびに肩を回しているとのこと。
そこで、左右の違いが大きい、左の股関節を調節して、寝た状態でバンザイをしてもらうと
先ほどは床にもつかなかった上腕がべたりとつく。
肩をさわると、筋肉の緊張がなくなっていました。
そのまま、反対側の右の股関節を調節して 一度立っていただき 腰を反ってもらいました。
腰を反る時の痛みが10→4に減っていました。
もう一度 寝てもらい右の肩を調節して、約5分 休んでもらいました。
再度 立っていただき 腰を反ってもらうと ほぼ痛みが無くなっていました。
30年前からの腰痛でも、しっかりと原因に対して施術をすると
計 7回で 治癒となりました。
考察
今回の慢性的な腰痛の原因は、右肩関節の硬さと 左股関節の硬さがあり
左右のバランスが悪くなった結果 腰に負担がかかり 腰痛とういう症状が出続けていました。
巷では、腰痛は腰椎の動きが悪くなって起こるとか筋肉が硬くなって起こるなど 言われているが
それらは 結果であって原因ではない。
先ほども述べたが、原因は左右の身体のアンバランスである。
なにもない状態=左右対称である このことは、今の現代医学においてはまだまだ理解されていないが
必ずこの考え方が必要になるであろう。
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2016年08月4日

患者
女性 20代 大阪市中央区在住
来院
平成28年6月
症状の特徴と経過
7日前、仕事で患者さんを抱えた際に腰に違和感があった。
翌日、朝起きた時点では問題はなかったが、日中の仕事中に椅子から立とうとした瞬間に左足に痛みが走った。
その翌日の朝に、痛みで目が覚め、整形外科を受診しレントゲン撮影をした結果 骨には異常なく
『 坐骨神経痛 』と診断される。
ロキソニンと胃薬を処方され、飲むも痛みが増してくる状態で、当院へ来る前には車いすで病院に通院していた。
その後、当院のホームページを見つけ来院。
寝る姿勢で膝を伸ばす際、腰を左に捻る際、座っている姿勢で常に左のお尻から太もも、ふくらはぎに痛みが強い。
前屈すると足にビリビリとした電気が走る状態。
同時に治療をした症状
首こりと肩こり
治療の内容と経過
当院では必ず、その痛みがなぜ起こっているのか?を必ず見つけ出します。
左に症状が強いが、原因が左にあるとは限らない。
検査をしてみると、左肩と右股関節が硬くなっていた。
まず検査で左右の差が大きかった右の股関節を調節しました。
確認で、膝を伸ばしてもらうと、伸ばす時に腰に痛みが走っていたのが軽くなっていました。
すぐに右の膝を調節すると、違和感が残るものの、痛みが無くなっていました。
次に左の肩を調節しました。
膝を伸ばしても痛みが無くなり、その状態で約5分ほど 休んでもらいました。
その後、立ち上がってもらいました。
いつもは立ち上がる時に痛みが出るが、治療後は出ませんでした。
次に、上体を前屈してもらうと ビリビリと電気が走るのが10→5に減っていました。
伏臥位で寝てもらい、左の膝の硬さを調節しました。
確認で、再度 上体を前屈してもらうと 5→2に激減しました。
計4回で、日常生活、仕事にも支障なく治癒となりました。
考察
聞き手は右手であるが、患者さんを起こす際はよく左手を使っているとのこと。
カバンも左肩にかけることが多く、左右の肩のバランスが悪くなっていた。
右の股関節が硬くなっていたのは、立ち座りで右に傾きながらという癖を持っていた。
それらの何気ない動作の繰り返しが、身体のバランスを悪くした結果が坐骨神経痛という症状を生んでしまった。
よく聞くのが、筋力が低下しているとか 臀部の筋肉が硬くなっているとかだがそれらは結果であって原因ではない
原因のほとんどは日常生活の中に隠れている。
その原因をいかに見つけ、治療できるかが早期の治癒に繋がる症例であった。