ブログ
2016年08月8日
患者
女性 40代 大阪市西淀川区在住
来院
平成28年2月
症状の特徴と経過
1月の末、近くの整骨院でマッサージを受け腰とお尻を強く押されてから、翌日から左のお尻から左足にかけて痛くなった。
3日後には左足の大腿外側と膝下の前面にしびれが出現。
また、時々左足の甲に痛みが出るようになった。
仕事はデスクワークで座っているとお尻から左足に痛みが広がってくる。
病院にてMRIを撮り「 腰椎椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛 」と診断される。
ブロック注射1回 痛み止めの薬で治療をしていたが改善しないためホームページを見て来院です。
既往歴
交通事故による頚部捻挫 右足関節の骨折
治療の内容と経過
左右の肩関節を検査してみると左の肩が下がっていて、左の肩関節が硬くなっていた。
左右の股関節を検査してみると右の股関節が硬くなっていた。
伏臥位で左右の膝を検査してみると左の膝が硬くなっていた。
検査で身体のゆがみが正確にわかります。
その検査を元に、身体を整え行くと。
まず、左右の差が大きい、右の股関節を調節すると、股関節の可動範囲と動きが良くなり
ジンジンしていた痛みが10→5となった。
次いで、右の肩関節を調節すると、更に左足の痛みが5→2となり寝返りをしても痛みが強くなることはなかった。
伏臥位で左の膝関節を調節し、痛みと動きの確認をする。
ほぼ痛みは無くなったが、しびれが若干ある状態。
右の肩関節を調節すつと、そのしびれもなくなった。
計5回で 症状も出なくなり治癒となる。
考察
腰椎椎間板ヘルニアと診断された症例ではあるが、椎間板ヘルニアになった原因を見つけ
その原因に対して施術をすると しっかりと改善する症例であった。
椎間板ヘルニアと診断されれば確かに 不安にもなるだろうが
原因があるものは当院ではほぼ改善することができる。
痛みやしびれは結果であって 原因ではない。
原因こそが左右が非対称の形である。
それを 巷では「 ゆがみ 」と呼んでいるが、ゆがみを根本的に解決する手段はない。
また、骨盤がゆがんでいるとか 背骨がゆがんでいるなど他の治療院ではよく耳にするであろうが
歪んませている原因にまでフォーカスするこが出来る治療院はまだまだ少ない。
今回、体のゆがみといっても左右の肩の硬さ 左右の股関節の硬さを整えることによって
腰への負担がなくなり、左のお尻から足にかけての痛みという症状は解消する。
左右のゆがみを整えることで症状がが大幅に改善した症例である。
コラム
2016年08月7日
大阪のみなさまこんにちは、中川治療室です。
当院で初めて施術を受けた方には、必ず説明させていただいていることがあります。
それは「好転反応」についてです。施術後に好転反応というものが出るのですが、それを知っておかないとびっくりしてしまうはずです。
ここでも好転反応についてお話させていただきます。
好転反応とは
まずは好転反応について知っておきましょう。
好転反応とは
施術を受けたあとに出る、身体が好い方に向かっている反応のこと。
身体のゆがみを整えて、血流が良くなったり自律神経が整うと出ます。
身体が重だるくなる
施術当日や翌日は、身体が重ダルくなったり、強い眠気があるかもしれません。これは好転反応です。
施術を受けて身体のゆがみが整うと、自律神経も整います。
そうすると、身体の自然治癒力を高める「副交感神経」が働くようになってきます。
この状態は身体を休ませよう休ませようとするので、身体が重ダルくなったり、強い眠気が出てきます。
これはそういうものだと、ご理解ください。
患部がアツく痛みが出る
また患部がアツくなったり、痛みが少し敏感に感じるかもしれません。これは悪化しているように誤解されがちですが、好転反応です。
身体のゆがみが整うと、今まで動かなかった筋肉を使えるようになっていきます。
今まで動いていなかった筋肉が突然動くようになると、筋肉痛のような感じになり痛みを感じる場合もあります。
また血流が良くなっているので、それまで滞っていた血液が突然患部に流れていくので、アツく感じることもあります。
お腹が緩くなるかもしれません
またケースとしてはそれほど多くないですが、お腹が緩くなってしまうかもしれません。
ゆがみが取れ血流が良くなり、身体の代謝も戻ってきています。
そうするとそれまで溜まっていた排泄物を出そうとするんです。
1日・2日で治まります。
いつもより寝すぎてしまう
施術を受けた日、翌日ぐらいは、いつもより長く眠ってしまうと思います。これも好転反応です。
副交感神経が働き、体の回復力が高まっている時は、身体が長く寝ようとします。
なのでいつもより早く眠るのが良いと思います。
そしてたとえ寝すぎてしまっても、1日・2日のことなので大丈夫です。この期間くらいはたくさん寝て、いち早く元気になりましょう。
以上が代表的な好転反応です。知らないと驚いてしまうことでしょう。
でもこの反応が出たら、むしろ良い状態。あなたの身体が健康に向かって言っているのですから。
元の症状が強い人に出やすい傾向にあります。もし強く出てしまってもびっくりせず、安静に過ごしていれば大丈夫ですよ!
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2016年08月6日
患者
女性 30代 大阪市西区在住
来院
平成28年6月
症状の特徴と経過
腰痛 ( 左側の腰 背中のつっぱり感 )
3日前に車で長時間の運転を行った。
自宅にて車から荷物を運びおろし、翌日の朝にカラダを起こしたところ痛みが出た。
仕事に行くために、ストレッチをすると少し楽になったので、仕事に行った。
仕事が終わるころに、痛みが強くなり 帰宅する。
その夜に、トイレに行こうと思ったが起き上がることが出来ず、助けを借りた。
寝返りも難しいほどに痛みが強くなってきたため、当院のホームページを見て来院です。
当院へ来るときは一人で歩くことが出来る状態。
しかし、前屈時に痛みが出る。
特に座って前屈はほとんど出来ない。
他の症状
特になし
既往歴
過去に何度か腰痛で他の整体院へ通院
治療の内容と経過
痛みの箇所は左側の腰と背中(脊柱起立筋の胸椎8~12番の高さ)に触れてみると、筋肉が膨隆しており こわばっていた。
軽く押すだけで痛みを感じる。
腰に若干の熱感があり、軽い炎症があると判断した。
次に注目したのは、立位での前屈時痛よりも座位での前屈時痛があるという点。
立位と座位で痛みの強さが異なる場合は、緊張して負担がかかっている筋肉が違っていつことが多い。
検査をしてみると、右の肩関節が硬くなっている、右の股関節が硬くなっている、伏臥位で左の大腿四頭筋が硬くなっている状態。
まず、左右差が強い左の大腿四頭筋の調節を行う。
調節後、座ってもらい前屈してもらうと 先ほどとは違いスムーズに前屈が可能になる。
今度は右の股関節を調節すると、脊柱起立筋の膨隆がましになり 押すと痛みが出ていたのが 解消された。
まだ腰痛が残っているので、右の肩関節を調整する。
再度、腰の痛みの確認だが、本人も動きが軽くなっているのが分かるのか、恐がることなく前屈が出来た。
このケースは 計 4回で症状もなくなり 治癒となる。
考察
長時間の運転で腰周囲の筋肉が緊張し、その緊張状態で荷物を抱え降ろしたことで
更に強く筋肉が緊張した。
その緊張した筋肉をストレッチで伸ばしいたことで、身体の防衛機能が働き、反射を起こした。
反射を起こした筋肉はより一層 硬くなる。 それが脊柱起立筋の緊張である。
どうしても痛みがある所が悪いのだというイメージであるが、実際は痛みのせいで動きが悪くなる。
痛みをかばうから更に 良い方のバランスが悪くなるという悪循環をしてしまう。
だから、まずは動きを良くする必要があるのだ。
動きが良くなるということは、痛みの強さが軽減しているという証拠である。
だから、痛い箇所ではない右の肩関節 右の股関節 左の大腿四頭筋のバランスが悪くなって腰と脊柱起立筋に負担をかけていたのを
調節すると身体が自然と治る方向に向かっていくという、症例であった。