こんにちは。
大阪市西区の鍼灸整体院 中川治療室の中川 展志です。
本日は『自律神経と不眠の関係』をお伝えします。
自律神経とは、意識とは関係なく働く神経で、人間の恒常性にかかわっています。
意識をして動かすことができる神経は、体性神経といって筋肉を動かします。
無意識で働いているのは、心臓や消化器などの内臓、血管、内分泌系のホルモンの分泌などを無意識のうちにコントロールされています。
つまり、人間の生命に必要な活動にかかわっているのが、自律神経ですね。
自律神経と不眠との関係を考えるとき、もっとも重要なのが交感神経と副交感神経のバランスです。
この両者は常に正反対の働きをしていて、お互いに抑制しあっています。
交感神経は、血圧や心拍数、血糖値を上げるように作用します。
副交感神経は、リラックスをさせるように働き、逆の作用をします。
過度な緊張が続くと、交感神経が優位となって、心身は興奮状態になります。
しかし、ストレスが長期間かかり続けると、自律神経のバランス自体が崩れてしまいます。
これが、自律神経失調症と言われます。
自律神経は、その役割があります。
目覚める前から、徐々に副交感神経から交感神経にスイッチが変わり、目覚めと同時に交感神経にバトンタッチされます。
そのおかげて、日中は活動的に生活できるんです。
そして、夜になると今度は、副交感神経にスイッチが変わり、寝るときには副交感神経にバトンタッチします。
これが理想的な睡眠と覚醒のリズムです。
ところが、自律神経のバランスが悪いと、布団に入っても交感神経が優位になっているので、なかなか眠れないという状態がおこるんです。
交感神経を優位にさせる原因として、長期間のストレス、暴飲暴食、寝る前の過度な運動、最近多いのが寝る前にパソコンやスマホをすることで、暗い中で強い光を浴びることで不眠になる人が増えてきています。
実際、当院でも、寝る前にパソコンやスマホを止めてもらうだけで不眠を改善した方もいます。
食事中にアルコールを飲む人もいるでしょう。
寝酒は少量であれば不眠症対策として効果がありますが、過度のアルコールは交感神経を優位にします。
アルコールが分解されるとアセトアルデヒドという毒素が、交感神経を興奮させるため、夜中に目が覚めやすくなります。
寝る直前の激しい運動をすると、これも交感神経を優位にします。
心拍数や血圧が上がって、とても寝るどころではなくなりますよね。
反対に、寝る2~3時間前に行う有酸素運動は、寝るころには体温を下げて、副交感神経に切り替えやすくしてくれます。
寝る前にパソコンやスマホをして強い光を浴びると、瞳孔から入った光が睡眠時計を狂わせます。
光の刺激が、松果体からのメラトニンの分泌をストップさせてしまうからです。
もちろん光刺激は瞳孔を収縮させるので、副交感神経を優位にさせますが、メラトニンの分泌をストップする方が睡眠に大きく影響するため、不眠の原因となってしまいます。
間違えがちなのが、副交感神経を常に優位にすればいいの?となるんですが・・・
一日中、副交感神経が優位になってしまうと、いざ寝るときに交感神経に切り替わって、寝れないという危険があります。
例えば、一日中家でゴロゴロしていた日には、夜に寝付きが悪いとい経験はないですか?
睡眠は、昼間に活動的に過ごし、交感神経を優にしたほうが副腎皮質刺激ホルモンが作られ、それが睡眠物質に分解されます。
一日中ゴロゴロ過ごすと、体内で副腎皮質刺激ホルモンがほとんど作られず、睡眠物質も少なくなります。
メリハリのある一日を送ることが、不眠症を改善するためには必要です。
長くなりましたが、お読みいただき ありがとうございます。
当院へのアクセス情報
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電話 | 06-6536-3982 |
入口の注意点
グーグルマップだけを見ると、入り口を間違ってしまう方が多いです。下記画像で入り口の方向をご確認いただければと思います。四ツ橋駅からの道
西大橋駅4番出口からの道
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